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cuckoo

見たもの(主に本と漫画と映画とTV)の記録とふわっとした感想。基本金曜更新。文体迷子。

2/18-2/25

TV

アライバル/ショーン・タン

アライバル

アライバル

書店にて。確かにサイレント映画のようだった。でもそれしか感想がない…。世界観はたいへん気になったけどね。解説してほしい。言葉がないとだめなのだろうかねえ、私は。
著者が描きたいものを描いているんだろうとは思うんだけど(構想とか数年かかったらしいし)、ターゲットとか、読んだ人に何を思ってほしいのだろうとか、そういうことがめっぽう気になってしまいましたよ。
 
…と、思ったら。なんと、本が出ているじゃありませんか!
見知らぬ国のスケッチ:アライバルの世界

見知らぬ国のスケッチ:アライバルの世界

私はこちらに惹かれちゃいます。見つけたらきっと読むことでしょう。

言葉を使いこなして人生を変える/はあちゅう

言葉を使いこなして人生を変える

言葉を使いこなして人生を変える

これまた書店。タイトルとテトリス風の表紙に惹かれて。*1
この本は、女性向け自己啓発、という棚に入っていた。だけど、エッセイでしたよ、どちらかというと。
私は基本(女の人らしい)女の人好きじゃないので、若干斜にかまえて読んでしまうところもあり。はあちゅうさんはさきっちょさんとのブログから、なんとなく見かければ記事を読んだりするけれど、まあ、お好きなようにってな感じで。彼女の意見は、共感するのもあれば、合わないなー、というものもあります。あとTV出てるの見て頑張れ!とか思ったり。そんな程度の興味。
タイトルみて勉強になるかなと思って読んだけど、エッセイじゃね?て感じだったのと無理くり何か得ようという気も起きなかったので、さらさら読みました。やっぱり斜にかまえた感想ですみません。でも、いかにも女の人らしい感じなんだもん。キラキラしたがる(というよりしなければならない、んだろう)けど、それゆえにすごいコンプレックスとか渦巻いてるんだろうなっていうのを感じるというか。コンプレックスも、多少明るめに出してはいるけど、実際はものすんごいドス黒そうだな、みたいなの。女の闇は鏡になりかねないので、あまり見たくないのです。

それにしてもこれ書きおろしじゃないよね?それが気になる。
と、思って調べたらやっぱり「月刊はあちゅう」からとっているということでした。ご本人いわく、ベストアルバム。
さらに彼女は、ブログと「月刊はあちゅう」の住みわけについて、下のように述べていた。

私に関して言うと、これはオンラインサロンもすごく似ていますが、『月刊はあちゅう』は、私のコンテンツをお金を払ってでも見てくれる人にしか話したくないことです。
 
例えば、自分の昔の思い出や最近の仕事での気づきは、ブログでも書こうと思えば書けるんですが、書き方がまったく変わってくる。
 
それこそ、私の場合は「アンチに刺される」というのが絶対あるので、そこをものすごく意識して書いた結果、書くものがぜんぜん変わってきちゃう。だけど、もっと友達に書くみたいに書きたかったりとかするときは『月刊はあちゅう』に出すという住み分けです。
はあちゅう「noteは友達に書くみたいに…」 ブログと『月刊はあちゅう』の住み分けを語る - ログミー

これやっぱり、エッセイやん…?!しかも「友達に書くみたい」な。まあ、タイトルと目次みたら自己啓発、の棚に置きたくなるのもわかるし、実際釣られているので、完全にタイトルの勝利ですよねこれは。すばらしい。*2そして友達に書いてる感じ、が私に「女の人らしさ」を感じさせたのかもしれない。
ちなみに、書き下ろしじゃないよね?という疑問をなぜ抱いたかというと、掲載順が時系列かどうかはわからないけど、最初の方はすごい気構えてる感じがしたからです。中盤から、ふっと、読んでいる側も楽になる感じがあり。あまり得ることもないなあと思ったのは、それだけ彼女が「自由に」書いていたということなのかもしれない。いいんじゃないですか、彼女が幸せなら、と思うのでした。私は。
ちなみに、得ることがないという言葉は今回、①私も思っていることだなあと思えることは書かれているけど、その思っていることをさらに的確に表している表現がとくに見られない、②そういう意見もあるのだなと参考にはするけれど、取り入れようとは思わない意見が書かれている、③単に興味関心が抱けない*3、すべてひっくるめた意味で使っております。
ある意味自分の性格の悪さ?や偏りを露呈することになるので、こういう感想ならば、書かない方がいいという考え方もできるかもしれないけど、まあ自分の心がどう動いたかを記録しておきたいので、書きます。
追記:はあちゅうさんのブログにこの本のことが載っていたのだけど、「全体的に、気の抜けた文章」になっていると言っていた。…だよね!!私の見方は間違っていなかった。完全に需要と供給が合っていなかったということですね。肩ひじ張らずに楽しんでほしい、そうです。あと「月刊はあちゅう」からの2冊目の本、とのことでした。単純に、1冊目のが記事が古いとすると、本書の最初に抱いた違和感は一体なんだったのかしら。古い記事も混ざってたのかしら?もしくは慣れの問題?

伝え方が9割/佐々木圭一

伝え方が9割

伝え方が9割

結局オリジナルを読みました。図書館で借りました。
オリジナルを断然おすすめします。データも多いし。文庫化したら買います。
以前読んだマンガ版と比較すると、やっぱり私は筆者が何を言いたいかが明確な方が、読む気が起きるなあと感じた。伝える側の熱量が多い方が、断然こちらにも伝わるので。「はじめに」の段階でぐっと引き込まれた。マンガ版はそういうところはフラットになってしまうからね。*4あと、マンガ版だとシチュエーションが限定されるように感じてしまうかも(マンガで描かれているような、特定の場面でしか用いられないのではないか?と思え、活用が難しくなる)。でもこの本に関しては、伝えるという場面であれば、ほぼ、どのようなケースについても活用できる、という感じがあってそれがよかった。
若干日本語の使い方がヘンな部分があり、引っかかったりもしたけれど(ちなみに本書でそのことはきちんと述べられている)、そういうところもひっくるめて、いろんな人が読める本だなあと思った。元々できる人の話じゃなくて、できなかったけどできるようになった人の話だから、説得力もものすごい。データ収集や体系化などを経て、最終的に成功できたのは、佐々木さんの元々の頭の出来がいいからだろうけど。でもまあ、読む側は体系化された結果(技術)だけいただけばいいので、本当にありがたいことです。
伝え方の技術はもれなくいずれも大事だと思えることだったけれど、それ以外で印象に残ったのは、最初は書かれていることそのままでいいからやってみる、それを繰り返すことで、意識しなくてもできるようになってくる、ということを佐々木さんが何度か言っていたこと。やっぱり反復と、基礎(型)を叩き込むことの大事さはどこにも共通なのかなと思いました。

その他見たもの

ドラマについてですが、「カルテット」は脱落しましたところ、たいへん話題になっており若干後悔。ただ、ものすんごい疲れそうだなと思ったためたぶんみません。ハッピーな気分になりたいの!「嘘の戦争」は草彅くんの演技のうまさにほとほと感心しつつ、「東京タラレバ娘」はうろ覚えな原作と比較しつつ鑑賞中。

ねほぱほで印象に残った言葉など。

  • 芸能人に何も思ってない
  • 真実しか報道してない
  • スクープ写真を撮る時は何の心も持たない

結局受け手側の問題だなーと思った次第。面白いと思われなければ、報道しないんだろうな、と。
 
2/27追記:本の感想、いろいろ書き加えました。

*1:『アライバル』を読んだ後のジャケ読みだったので、「言葉」について考えたかったのかもしれない。

*2:それに内容だって別に外れてはいない。クリティカルヒットはしていないけど。

*3:それなりに幸せそうなライフスタイルとか。話を聞く分には構わないんだけど、本として読むのはどうだろうか?というところ。これまた「友達向け」ゆえか。

*4:あまり原著者の顔が見えない漫画だった。マンガ版というのはそういうもの?