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見たもの(主に本と漫画と映画)の記録とふわっとした感想。文体迷子。

【本】伝え方が9割/佐々木圭一

伝え方が9割

伝え方が9割

結局オリジナルを読みました。図書館で借りました。
オリジナルを断然おすすめします。データも多いし。文庫化したら買います。
以前読んだマンガ版と比較すると、やっぱり私は筆者が何を言いたいかが明確な方が、読む気が起きるなあと感じた。伝える側の熱量が多い方が、断然こちらにも伝わるので。「はじめに」の段階でぐっと引き込まれた。マンガ版はそういうところはフラットになってしまうからね。*1あと、マンガ版だとシチュエーションが限定されるように感じてしまうかも(マンガで描かれているような、特定の場面でしか用いられないのではないか?と思え、活用が難しくなる)。でもこの本に関しては、伝えるという場面であれば、ほぼ、どのようなケースについても活用できる、という感じがあってそれがよかった。
若干日本語の使い方がヘンな部分があり、引っかかったりもしたけれど(ちなみに本書でそのことはきちんと述べられている)、そういうところもひっくるめて、いろんな人が読める本だなあと思った。元々できる人の話じゃなくて、できなかったけどできるようになった人の話だから、説得力もものすごい。データ収集や体系化などを経て、最終的に成功できたのは、佐々木さんの元々の頭の出来がいいからだろうけど。でもまあ、読む側は体系化された結果(技術)だけいただけばいいので、本当にありがたいことです。
伝え方の技術はもれなくいずれも大事だと思えることだったけれど、それ以外で印象に残ったのは、最初は書かれていることそのままでいいからやってみる、それを繰り返すことで、意識しなくてもできるようになってくる、ということを佐々木さんが何度か言っていたこと。やっぱり反復と、基礎(型)を叩き込むことの大事さはどこにも共通なのかなと思いました。

*1:あまり原著者の顔が見えない漫画だった。マンガ版というのはそういうもの?