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見たもの(主に本と漫画と映画)の記録とふわっとした感想。文体迷子。

【本】「自分らしさ」はいらない/松浦弥太郎

「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン

「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン

これも立ち読み…違うジャンルに挑戦したく。というか、松浦弥太郎さんは名前はずっと知ってて経歴もなんとなくしってて、興味はあったの。クックパッドにいたことは今回初めて知ったけど。

自分らしさを捨てれば、自分らしさが更新され、自分らしさが広がる

たぶん本が言いたいことを一言でまとめればこれでしょう(本の最初に書いてある)。
で、「心で考える」ことが必要だと言っていた。
心で考えることが何か、を含めて書かれてたことで印象に残ったことメモ(覚書だから引用じゃないです)。

  • 心で考える、の逆は頭で考える
  • 想像力と感受性と愛情がエンジンとなって心が働く
  • 心を外にむかって働きかけていく
  • 心をつかえば「らしさ」はのこる
  • いちばん心地よいコミュニケーションは対等な関係。フィフティ-フィフティ
  • 心のつかい方の上手な人は後味がしない
  • すきときらいのあいだをつくる

私が惹かれて読んでいるものなので、共感できることがあるのは当然なんですけど、松浦さんが理想?としてる形は、あるいみ私にとっても理想だし、やっていたりすることもあります。*1
理想と書いたのは、たぶん松浦さん自身にもものすごいこだわりがある(あった)からこそこれを書いたんじゃないかなあ、と思ったから。そりゃ、いままでの経歴考えたら、ねえ。中にも、こだわりあるよなあ、と思えることはありましたし(まあ、こだわり=自分らしさといっていいのかは謎ですが)。
それにしてもこの本が置いてある棚のまわりにはミニマル本(何と表現すればいいのか?)がいっぱいあって、これも一種のミニマルかあと納得した次第です。あと、ドラマの影響もあるのでしょうが近くに「暮しの手帖」系の本も充実していて、こういった棚の展開の秀逸さが、リアル書店の魅力だよなあと思いました。
そして読んだ本とのつながりについて思ったこと2点。
一点目。本では「料理がおいしいかおいしくないかは作り手の心次第」というようなことを言っていたのだけど、それ読んだとき「情報を食べてるんだ」的フレーズが思い浮かび。ホリエモンの本だったよなーとおもったらそうでした。そのレビューは下サイトにあり。『ラーメン発見伝』のレビューね。
honto.jp
で、情報を食べてる=まさに頭で考えるということじゃないのか?と思ったんだけど、レビュー読み直してみるとちょっと違ったかも。いや、一緒かも。一蘭が結果として接客面の「らしさ」を排してるっていうのは、あえて心で考えさせる部分をなくしてるのかなあ、と。うまくまとまらないけど。ただ、創業ストーリーは心づかいの体現と考えることもできるしねえ。うまく利用してるのかなあとも思える。
二点目。この本ではプラマイゼロがバランスのとれた状態、と言っていて、私もそれには賛成の方向。その時思い浮かんだのが西野さんの言葉。西野さんについて以前いろいろ調べてた時に下のサイトで読んだ。いつか本も読みたい(帯でホリエモンがコメントしてるのうける)。
www.jprime.jp
松浦さんがいうプラマイゼロ、と全く同じであるかはおいといて、西野さんはマイナス要素も「風」とみなして、パワーにするのが望ましいと言っている。私はこれにも大いに納得したわけだけど、それは決して「快い」ものではないのかなあとも思った。べつに批判ではなく、いろんな形があるよね、っていうだけの話。

2/13追記:誤字修正ついでに。松浦さんは漢字とひらがなのバランスにも気をつかっているらしく、それは読んでいても確かにわかる!すごい!と思った。書き忘れたからここに書いとく。そしてそれゆえバランスまで思い出せないので、覚書にした次第です。。あと松浦さんのサイト、どえらい完成度たかいので一見の価値ありです。くらしのきほん | あなたのくらしはもっと楽しくなるスマホ推奨。NHKの0655とか2355見てる感覚と似たようなものを感じる。媒体によって書きぶりや先ほど言った文字のバランス変えてるそうです。プロだー!

*1:まったくできてないこと、考えられていないことに関しての本は自分のアンテナに引っかからないだろうと思っているので。