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cuckoo

見たもの(主に本と漫画と映画とTV)の記録とふわっとした感想。基本金曜更新。文体迷子。

たぶん変更します。

今週は趣味の読書はしていないので、感想の更新はいたしません。
 
そして、1週間に1回、日付をタイトルにしてその週読んだりみたりしたものについて述べていましたが、感想をいざ探そうと思ったときに探しづらいので、やっぱりやめます。
はてなダイアリースタイルを踏襲し、読んだりみたりしたもののタイトルを、タイトルに冠したいと思います。
週1ペースでまとめてどかっと更新するスタイルは変えないかもしれませんが。
ただいま来年度の準備がばたばたしており、次に趣味の読書にいそしめる時が未定のため、次更新するときまでに、ぼちぼちと変えていきます。
 
カスタムURLも定めたいと思ってるんだけどなーどうしようかなー。
b(book)、c(comic)、m(movie)、e(etc)プラスナンバーくらいのかんじでいこうかしら。t(TV)も含む?

2/26-3/3

今週は1冊。
 

ヘンな論文/サンキュータツオ

ヘンな論文

ヘンな論文

図書館で借りた。発売当時、道頓堀のTSUTAYAで見た記憶もある。
当時はどんな論文があるんだろ、くらいの気持ちで完全に流し読みしていたんだけれども、きちんと読んでみると、思っていた以上に論文とは何ぞや、ということについて、おもしろくわかりやすく伝えている本な気がする。やっぱり著者自身学者肌のようだから。単に(突っ込み甲斐があるという意味で)面白がってるわけではなくて、面白みをきちんとわかった上でいじっているので。
面白いしありがたいなあと思った文章を載せておく。

多くの人は、結論だけを知りたがる。しかし、研究で大事なのは、「ほかの可能性」を削っていく作業なのである。これが一般の人の噂話や憶測と、学問の違いである。ほかに考えられる可能性をすべて試し、しらみつぶしに調べていった結果、浮上してきた「犯人」=事実を、疑いようもない状態にまでもっていくのが、「真実」化の作業なのかもしれない。ほとんどの実験は、「こうだ」という仮説を証明するのではなく、「こうではない」という、ほかの可能性の排除が9割を占めるといっていい。ここに敬意を払ってほしい。プロセスも結果である。(p81)

学者の口調が「まわりくどくてわかりにくい」という誹りがある。書いてもしゃべっても、「かもしれない」「可能性がある」「と思われる」、いったいなにが言いたいんだよ、ハッキリ言えよハッキリ! というアレである。
 彼らはハッキリ言っている。「かもしれない」「可能性がある」「と思われる」とハッキリ言っているのだ。(略)1%でも別の可能性が残っている限り、99%確実でも「Aだろう。Aかもしれない」「ほぼAだと言っていい」「Aの可能性がある」と、含みを残す。優秀な学者ほどそうだ。断定口調は、論文では滅多に使われない。自分の主観で判断せず、出てきた事実からたどり着いた結論、という意味で「だと思われる」を使うし、立場をフラットにする意味で、いいとか悪いの判断はしない。(略)
 だから皆さんは研究者の口調から、厳密で正確性を重んじ、先入観を持たないぞ、というプライドを感じ取ってほしい。だって、彼らはつねに自分を疑ってかかる人たちなのだから。(p186-187)

私の場合才能があるわけではなく、創造力も豊かではなく、しらみつぶし系のものしか書けない(あと調査することがめちゃめちゃ好きだから)ので、81ページみたいなこと言われるとなんかありがたいです。結局、大体は考えりゃわかるじゃない、って結論だったりするもの。本文読めばわかるじゃない、みたいな。*1
186ページに関しては、文句を言うなってことではなく、いちおう考えた上でその表現を使ってるんですよ…みたいなとこを、理解していただきたいなっていう…。いずれも自分への励まし・慰めのためのものです。ありがとうタツオさん。
あと彼のすごいなあと思ったところは本人にコンタクトとってるところだよね。できる限り。まあ本にするという目論見があったからということはあるかもしれないけど。
そういえば、この中の、とあるお方が気になり調べてみたところ、どうやらこの本のもとになる文章は、光文社のメルマガかなにかで連載してたみたいですね?調べて分かった範囲では「爆笑!ニッポンの珍論文」というタイトルで2011年頃連載されていたぽい。PDFだけいくつか拾える。メルマガ登録すればもしかしたら読めるのかもしれないけど…5年以上前だしもう残ってないかな。光文社でポシャって、角川に持って行った形なのかなあ…とか、そんなことの方が気になるのでした。

その他みたもの

中流れるBGMがKPOPだったことに何かしらの意図を感じざるを得ない。
美の基準も時代によって変わるね。

*1:なのにそう受け止められてないことが問題だと思ってるから調べるわけですけどね、私は。

2/18-2/25

TV

アライバル/ショーン・タン

アライバル

アライバル

書店にて。確かにサイレント映画のようだった。でもそれしか感想がない…。世界観はたいへん気になったけどね。解説してほしい。言葉がないとだめなのだろうかねえ、私は。
著者が描きたいものを描いているんだろうとは思うんだけど(構想とか数年かかったらしいし)、ターゲットとか、読んだ人に何を思ってほしいのだろうとか、そういうことがめっぽう気になってしまいましたよ。
 
…と、思ったら。なんと、本が出ているじゃありませんか!
見知らぬ国のスケッチ:アライバルの世界

見知らぬ国のスケッチ:アライバルの世界

私はこちらに惹かれちゃいます。見つけたらきっと読むことでしょう。

言葉を使いこなして人生を変える/はあちゅう

言葉を使いこなして人生を変える

言葉を使いこなして人生を変える

これまた書店。タイトルとテトリス風の表紙に惹かれて。*1
この本は、女性向け自己啓発、という棚に入っていた。だけど、エッセイでしたよ、どちらかというと。
私は基本(女の人らしい)女の人好きじゃないので、若干斜にかまえて読んでしまうところもあり。はあちゅうさんはさきっちょさんとのブログから、なんとなく見かければ記事を読んだりするけれど、まあ、お好きなようにってな感じで。彼女の意見は、共感するのもあれば、合わないなー、というものもあります。あとTV出てるの見て頑張れ!とか思ったり。そんな程度の興味。
タイトルみて勉強になるかなと思って読んだけど、エッセイじゃね?て感じだったのと無理くり何か得ようという気も起きなかったので、さらさら読みました。やっぱり斜にかまえた感想ですみません。でも、いかにも女の人らしい感じなんだもん。キラキラしたがる(というよりしなければならない、んだろう)けど、それゆえにすごいコンプレックスとか渦巻いてるんだろうなっていうのを感じるというか。コンプレックスも、多少明るめに出してはいるけど、実際はものすんごいドス黒そうだな、みたいなの。女の闇は鏡になりかねないので、あまり見たくないのです。

それにしてもこれ書きおろしじゃないよね?それが気になる。
と、思って調べたらやっぱり「月刊はあちゅう」からとっているということでした。ご本人いわく、ベストアルバム。
さらに彼女は、ブログと「月刊はあちゅう」の住みわけについて、下のように述べていた。

私に関して言うと、これはオンラインサロンもすごく似ていますが、『月刊はあちゅう』は、私のコンテンツをお金を払ってでも見てくれる人にしか話したくないことです。
 
例えば、自分の昔の思い出や最近の仕事での気づきは、ブログでも書こうと思えば書けるんですが、書き方がまったく変わってくる。
 
それこそ、私の場合は「アンチに刺される」というのが絶対あるので、そこをものすごく意識して書いた結果、書くものがぜんぜん変わってきちゃう。だけど、もっと友達に書くみたいに書きたかったりとかするときは『月刊はあちゅう』に出すという住み分けです。
はあちゅう「noteは友達に書くみたいに…」 ブログと『月刊はあちゅう』の住み分けを語る - ログミー

これやっぱり、エッセイやん…?!しかも「友達に書くみたい」な。まあ、タイトルと目次みたら自己啓発、の棚に置きたくなるのもわかるし、実際釣られているので、完全にタイトルの勝利ですよねこれは。すばらしい。*2そして友達に書いてる感じ、が私に「女の人らしさ」を感じさせたのかもしれない。
ちなみに、書き下ろしじゃないよね?という疑問をなぜ抱いたかというと、掲載順が時系列かどうかはわからないけど、最初の方はすごい気構えてる感じがしたからです。中盤から、ふっと、読んでいる側も楽になる感じがあり。あまり得ることもないなあと思ったのは、それだけ彼女が「自由に」書いていたということなのかもしれない。いいんじゃないですか、彼女が幸せなら、と思うのでした。私は。
ちなみに、得ることがないという言葉は今回、①私も思っていることだなあと思えることは書かれているけど、その思っていることをさらに的確に表している表現がとくに見られない、②そういう意見もあるのだなと参考にはするけれど、取り入れようとは思わない意見が書かれている、③単に興味関心が抱けない*3、すべてひっくるめた意味で使っております。
ある意味自分の性格の悪さ?や偏りを露呈することになるので、こういう感想ならば、書かない方がいいという考え方もできるかもしれないけど、まあ自分の心がどう動いたかを記録しておきたいので、書きます。
追記:はあちゅうさんのブログにこの本のことが載っていたのだけど、「全体的に、気の抜けた文章」になっていると言っていた。…だよね!!私の見方は間違っていなかった。完全に需要と供給が合っていなかったということですね。肩ひじ張らずに楽しんでほしい、そうです。あと「月刊はあちゅう」からの2冊目の本、とのことでした。単純に、1冊目のが記事が古いとすると、本書の最初に抱いた違和感は一体なんだったのかしら。古い記事も混ざってたのかしら?もしくは慣れの問題?

伝え方が9割/佐々木圭一

伝え方が9割

伝え方が9割

結局オリジナルを読みました。図書館で借りました。
オリジナルを断然おすすめします。データも多いし。文庫化したら買います。
以前読んだマンガ版と比較すると、やっぱり私は筆者が何を言いたいかが明確な方が、読む気が起きるなあと感じた。伝える側の熱量が多い方が、断然こちらにも伝わるので。「はじめに」の段階でぐっと引き込まれた。マンガ版はそういうところはフラットになってしまうからね。*4あと、マンガ版だとシチュエーションが限定されるように感じてしまうかも(マンガで描かれているような、特定の場面でしか用いられないのではないか?と思え、活用が難しくなる)。でもこの本に関しては、伝えるという場面であれば、ほぼ、どのようなケースについても活用できる、という感じがあってそれがよかった。
若干日本語の使い方がヘンな部分があり、引っかかったりもしたけれど(ちなみに本書でそのことはきちんと述べられている)、そういうところもひっくるめて、いろんな人が読める本だなあと思った。元々できる人の話じゃなくて、できなかったけどできるようになった人の話だから、説得力もものすごい。データ収集や体系化などを経て、最終的に成功できたのは、佐々木さんの元々の頭の出来がいいからだろうけど。でもまあ、読む側は体系化された結果(技術)だけいただけばいいので、本当にありがたいことです。
伝え方の技術はもれなくいずれも大事だと思えることだったけれど、それ以外で印象に残ったのは、最初は書かれていることそのままでいいからやってみる、それを繰り返すことで、意識しなくてもできるようになってくる、ということを佐々木さんが何度か言っていたこと。やっぱり反復と、基礎(型)を叩き込むことの大事さはどこにも共通なのかなと思いました。

その他見たもの

ドラマについてですが、「カルテット」は脱落しましたところ、たいへん話題になっており若干後悔。ただ、ものすんごい疲れそうだなと思ったためたぶんみません。ハッピーな気分になりたいの!「嘘の戦争」は草彅くんの演技のうまさにほとほと感心しつつ、「東京タラレバ娘」はうろ覚えな原作と比較しつつ鑑賞中。

ねほぱほで印象に残った言葉など。

  • 芸能人に何も思ってない
  • 真実しか報道してない
  • スクープ写真を撮る時は何の心も持たない

結局受け手側の問題だなーと思った次第。面白いと思われなければ、報道しないんだろうな、と。
 
2/27追記:本の感想、いろいろ書き加えました。

*1:『アライバル』を読んだ後のジャケ読みだったので、「言葉」について考えたかったのかもしれない。

*2:それに内容だって別に外れてはいない。クリティカルヒットはしていないけど。

*3:それなりに幸せそうなライフスタイルとか。話を聞く分には構わないんだけど、本として読むのはどうだろうか?というところ。これまた「友達向け」ゆえか。

*4:あまり原著者の顔が見えない漫画だった。マンガ版というのはそういうもの?

2/11-2/17

アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書/スティーブン E.ルーカス

アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書

アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書

てっきり表紙の女性が著者かと思ってたけど、名前からして明らかに違うよね…。

本書は、アメリカで圧倒的な支持を誇るプレゼンの教科書The Art of Public Speaking(Stephen E.Lucas著、12版)の日本語版です。

どういう本かの説明はこれに尽きる。ここでいうプレゼンは、広義。まさにパブリック・スピーキング。ガチガチな、学会発表のようなものではなく、もう少しラフな感じ。TEDのような。内容に個人的な話を盛り込むのもOKな感じの、プレゼン。まあ、アメリカっぽい。私はガッチガチの方を期待しておりましたので、その意味では少し残念なところもありますが、基本的なことは、きちんと抑えられているし、本当に「伝え方」の本でもあるなと思いました。
Amazonレビューによると、編集(カットも?)されているぽい。だから監訳なのか。どこを外したかはわからないけど、日本では必要ないと思ったところを、カットしたのかもね。
読んで、大事よねーと思ったこと覚え書き。

  • プレゼンはコミュニケーションであり、聞き手との対話である。
  • とにかく聞き手のことを考えた内容を。聞き手目線。
  • それはもう入念に準備すること。
  • 話し手は誠意と確信をもって話すこと。

分量と、内容みたらなんとなくわかると思うんですけど、プレゼンには、徹底した準備がいるんです。それに尽きます。
あとは、上には載せていないけど、型の重要性。型にはめるって、よくないこととも捉えられがちだけれども、不特定多数に向かって何かを発信するときは、型にはまっている方がいいと思うんだよね。伝えることが目的ならば。単なるパフォーマンスが目的なら、好きにしてください、という感じですが。でも、アメリカですらこうなんですよ、と思わんでもない。
それから、印象に残った言葉を引用。

言葉には力があるということを決して忘れないでください。言葉は責任を持って使ってこそ意味があります。

みんな、責任もって使おうね。(私も)
さいごに、個人的にありがたかったので、エビデンス(証拠)のチェックリストも引用しておきます。

チェックリスト【エビデンス
1.主な主張は全てエビデンスでサポートされているか
2.聞き手を説得できるだけの十分なエビデンスを使っているか
3.エビデンスは具体的か
4.エビデンスは聞き手にとって新しい内容か
5.偏りのない、信頼できる人・団体によるエビデンスを使っているか
6.エビデンスの出典を明らかにしているか
7.エビデンスは、証明しようとする主張に直接関係のあるものか
8.想定反論に答えるためのエビデンスを準備したか

今週は1冊のみ。。さらに感想もなんだかやる気がなくて(個人比)すみません。ただ、4週のうち1週くらいは、そーなってしまうと思うので、ご了承を。
あと教科書だからなのかな?感想があまり抱けなかった。基礎を抑えてる感じだったもので。でも重要なことはいっぱい詰まってますよ。私としては、例があまり好みではなかったりした。インパクトのある例(とくに導入や結び)とかも多かったので。まあ、プレゼンの捉え方とお国の違いなので仕方ないです、そこは。

魔法のコンパス/西野亮廣

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

上で言ったように、今週は1冊、と思ったんだけど、読んでしまった…時間があったものだから、つい…。
週刊女性のサイトで4分の1ほど読めます。これ見て気になった人は読めばいい。
ちなみにサイトに載ってるのは西野さんの考えが主だけど、本は西野さんが仕掛けたイベントについての話と半々くらい(そこにも考えは書かれているけれど)かな。
プペル無料公開のときに、この人に関しては言葉じゃなくて行為を見るべきなんじゃないかなあと思ったんだけど、本読んで、やっぱりそうだなあと改めて。
彼はどこか行ったときに人が必ずおみやげを買うことに注目して、絵画展(という体験)を仕掛けて、絵本を絵画展の「おみやげ」に据えることで、これまでの本の売り上げを伸ばしていった実績があり、「本が物質であることに意味がある」と言っていた。また、アート系の学生や教員がお金について無知すぎることを嘆いていたりするので、いろいろわかった上で仕掛けていただろうなあと思うのです。
(と、実は私、彼の例の文章を読んでいなかったのでいまさら読みましたけど、とくに過激なこと書いていたわけじゃないですね。本とかにも書かれてるような、いつもの西野さん、て感じのこと書いてる。*1ただタイトルが過激?なだけ。これはあるいみリトマス試験紙かも。ていうか私は彼の宣言に対する批判やら非難、いわゆる「反応」だけを読んでいたわけだけど、その反応から想像していた内容とはぜんぜん違うことが書かれていてびっくりした。表現がど下手で申し訳ないが、日本人のお金に対する考え方の闇深さを感じたよ…)
そしてすごい安っぽい表現で申し訳ないけど、天才なんだろうなあと思ったよ。だってなんだかんだ結果を出してるもの。ていうか、行動をおこしていることがすごい。自転車操業的に行動を起こせることがなによりすごい。私はこの人ほんと面白いなあと思うし、共感できたりわかるなあと思えることも多いけど、最終的には面白いなあと思うことしかできない人間なので。行動を起こせる人は尊敬します、ほんと。人を巻き込んでいく感じは、見習いたい。
 
印象に残った一節。人(自分)はその人がアンテナを張っていることにしか反応しない、ということは常々思っていることで、この一文もそれにあてはまると思うけど、新しいし踏み込んだ表現だと思ったので。

人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、いつだって「確認作業」で、つまりネタバレしているモノにしか反応していない。

それともうひとつ。単純にそうか!ってなったので。(引用として書いたけど…表記正しくなかったらごめんなさい)

失敗したままで終わるから「失敗」が存在する

あとたいへんどうでもいい感想だけど、ダイノジの大谷さん好きなのには笑った。似たもの同士だろうしね。私は大谷さんも好きです。それと絵本を描くまで、絵の経験がなかったということには大変驚きました。物語を作るのを好きだったということには納得した。彼の物語は、物語らしくて好き。
 
2/28追記:ようやく西野さんの感想書きました。とっちらかってますけど書きたいことは書いた。

*1:この人の根っこには金=信用みたいなところがあり、奴隷解放宣言の文章の根っこもそこにあると思う。その考えは上のサイトで読めるので、興味があれば。

2/4-2/10

20代でしておきたい17のこと/本田健

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

立ち読み1。さらさらと。まだ見出しや内容が希望にあふれている。気がする。要求もダイナミック。

30代でしておきたい17のこと/本田健

30代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

30代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

立ち読み2。がっつりと。20代~と比較すると、目次からしてシビアさ(現実味)が…広げるんじゃなくて狭めるというか、定める感じね。
ちなみに40代バージョンも出ているんだけれど、それは目次に目を通したくらいで読みませんでした。今読んでもあまり響かないだろうと思ったのと、本田さんご自身が本を書かれたときが40代らしく*1、リアルタイムよりも振り返って語ることの方が、客観的だろうなあと思ったので。
以前も(20代〜を)読んだ記憶があるのですが、その時は引っかかりを感じたり、読み流す傾向のが強かったような。ただ私も年を取り、ウン年前に戻りたいなあ、などと思うようになってきましたので、それならば年長者の言うことを聞いておこう、どうせ思うことは同じなのだろうから、という考えのもとに読んだので、今回は貪るように?読みましたよ。*2

居場所を探すのが20代、居場所を決めるのが30代

という言葉がとくに印象にのこりました。
また、あくまで本田さんの価値観だけど、いいなあと思ったことも載せておきます。

最終的な人生の目的は、自分らしくあることと、そしてそのままで人とつながること

自分らしくとは何ぞや、って話ですし、その時その時で自分らしさは変わってもいいと思うけど、まあ、なんにせよ無理しないのがいちばんです。

文壇アイドル論/斎藤美奈子

文壇アイドル論

文壇アイドル論

図書館本。買いたかったけどもう売ってなかった。
なぜこれが今では流通していないのか、不思議。と、読み始めたときは思ったのだけど、でもやっぱり、賞味期限切れなんでしょうね。ここに出てくる人たちは、みな大御所ではあるものの、今も名を轟かせている人というのは村上春樹以外いないので。アイドルだから、しゃーないのかもしれないが。私にとってはスター(もう雲の上の人、最初からすごいというイメージしかない人、という意味で)でしたが。
ということで、この本を通してスターになる前の作家たちが、スターダムにのし上がる様子を見ることができ、驚きやら、感心やら、でした。吉本ばななや、林真理子や、上野千鶴子が最初からすごい人だったわけではない(何かしらの偶然や演出などにより「大御所」になっていった)なんて、言われてみれば、当たり前のことなのに。そして、リアルタイムのイメージというものはやはり、たいへん強固に刷り込まれてしまうものなのだな、ということを感じました。
 
以下3/2追加分。
読みながらメモってたことを、ほぼそのまま転記(箇条書き部分)。それだけじゃ自分でもわかんないから少し補足もしておく。

  • 日本的抒情によって塗られたアメリカふうの小説

村上春樹について丸谷才一が言っていた言葉らしい。春樹読んでアメリカぽいーというのは読んで、なんとなく(なぜそう思ったのかはわからないが)自分でも思ったのだけど、そこに日本のじめっと感が入っていたとは。

  • ドライさとウェットさの共存

そして村上春樹の読後感と似たようなものは吉本ばななにも言える。俵万智にも言える。ようです。ドライさは時にポップさ(俵万智)だったり、あっさり?さばさば?(ばななさんの空気感が表現できず)だったりするのだけども、湿っぽさ(それがイコール日本的と言い切れるかわからんが)が裏にあるということは大いに納得させられた。ただのカラッと感じゃないものを、これらの人には感じさせられていたから。

  • 知らないことばっかりの文学のジョーシキ

あとがきが昔はなかったらしい。というのに驚いた。びっくりよ。ほかにもいくつかあったけど忘れたよ。「ばなな」って名前の付け方も昔は、すごい驚かれたらしいよ。

  • 新しい革袋に入った古い酒。表層をおおうポップなことばづかいと、その裏にひそむ演歌的な抒情性。

これたぶん引用。俵万智に関する話の。ドライさとウェットさの話につながりますね。

  • 文豪的な昔の人よりよっぽど権威がすりこまれている

思ったことでそのままの意味です。距離が近いからね、まだね。初めて見たときがスターだった人たちだから。文豪は死んじゃってますから。当時騒がれていなければ、ある程度距離を置いて接することができますが。

  • 80年代は現代の言文一致?

書かれてたことから派生したのか思ったことなのか、謎のメモ…。たぶんでも言われてたことな気もする。

Dr.インクの星空キネマ/にしのあきひろ

Dr.インクの星空キネマ

Dr.インクの星空キネマ

ジップ&キャンディ/にしのあきひろ

ジップ&キャンディ―ロボットたちのクリスマス

ジップ&キャンディ―ロボットたちのクリスマス

オルゴールワールド/にしのあきひろ

オルゴールワールド

オルゴールワールド

えんとつ町のプペル/にしのあきひろ

えんとつ町のプペル

えんとつ町のプペル

西野さんの絵本4冊一気読み。相変わらず立ち読みですまん。せっかく立ち読むなら違うジャンルを読もうかと思って、早速…。
で、予想してた以上にしっかり作りこまれた作品でびっくり。絵はそりゃー、すごいと思うけど、それよりも物語が、きちんとしていて。上3冊と、プペルは、少し、違う感じ。発表年に開きがあるということもあるだろうけど、上3冊のが、メッセージ性は強いかもしれない。単にあとがきがあるから、ってだけだろうか?プペルは、物語、という感じ。1本の映画って感じ、ほんと。完成はされているけど、「あ、この人は、こういうことを描きたかったんだ」という驚きみたいなものは、あまりダイレクトには感じられない。
絵は、もっと万人受けする絵を描いているのかと思ったら、そうじゃなかった。これもまた、プペルは別。*3
たぶんだけど、プペルに関しては、クラウドファンディングによって成り立っているから、成功させなければならないわけで。その成立背景からして、仕方ないことなのかもしれない。物語もきちんとしていて、感動もするんだけど。
それにしても幻冬舎すげーわ。

「自分らしさ」はいらない/松浦弥太郎

「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン

「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン

これも…違うジャンルに挑戦したく。というか、松浦弥太郎さんは名前はずっと知ってて経歴もなんとなくしってて、興味はあったの。クックパッドにいたことは今回初めて知ったけど。

自分らしさを捨てれば、自分らしさが更新され、自分らしさが広がる

たぶん本が言いたいことを一言でまとめればこれでしょう(本の最初に書いてある)。
で、「心で考える」ことが必要だと言っていた。
心で考えることが何か、を含めて書かれてたことで印象に残ったことメモ(覚書だから引用じゃないです)。

  • 心で考える、の逆は頭で考える
  • 想像力と感受性と愛情がエンジンとなって心が働く
  • 心を外にむかって働きかけていく
  • 心をつかえば「らしさ」はのこる
  • いちばん心地よいコミュニケーションは対等な関係。フィフティ-フィフティ
  • 心のつかい方の上手な人は後味がしない
  • すきときらいのあいだをつくる

私が惹かれて読んでいるものなので、共感できることがあるのは当然なんですけど、松浦さんが理想?としてる形は、あるいみ私にとっても理想だし、やっていたりすることもあります。*4
理想と書いたのは、たぶん松浦さん自身にもものすごいこだわりがある(あった)からこそこれを書いたんじゃないかなあ、と思ったから。そりゃ、いままでの経歴考えたら、ねえ。中にも、こだわりあるよなあ、と思えることはありましたし(まあ、こだわり=自分らしさといっていいのかは謎ですが)。
それにしてもこの本が置いてある棚のまわりにはミニマル本(何と表現すればいいのか?)がいっぱいあって、これも一種のミニマルかあと納得した次第です。あと、ドラマの影響もあるのでしょうが近くに「暮しの手帖」系の本も充実していて、こういった棚の展開の秀逸さが、リアル書店の魅力だよなあと思いました。
そして読んだ本とのつながりについて思ったこと2点。
一点目。本では「料理がおいしいかおいしくないかは作り手の心次第」というようなことを言っていたのだけど、それ読んだとき「情報を食べてるんだ」的フレーズが思い浮かび。ホリエモンの本だったよなーとおもったらそうでした。そのレビューは下サイトにあり。『ラーメン発見伝』のレビューね。
honto.jp
で、情報を食べてる=まさに頭で考えるということじゃないのか?と思ったんだけど、レビュー読み直してみるとちょっと違ったかも。いや、一緒かも。一蘭が結果として接客面の「らしさ」を排してるっていうのは、あえて心で考えさせる部分をなくしてるのかなあ、と。うまくまとまらないけど。ただ、創業ストーリーは心づかいの体現と考えることもできるしねえ。うまく利用してるのかなあとも思える。
二点目。この本ではプラマイゼロがバランスのとれた状態、と言っていて、私もそれには賛成の方向。その時思い浮かんだのが西野さんの言葉。西野さんについて以前いろいろ調べてた時に下のサイトで読んだ。いつか本も読みたい(帯でホリエモンがコメントしてるのうける)。
www.jprime.jp
松浦さんがいうプラマイゼロ、と全く同じであるかはおいといて、西野さんはマイナス要素も「風」とみなして、パワーにするのが望ましいと言っている。私はこれにも大いに納得したわけだけど、それは決して「快い」ものではないのかなあとも思った。べつに批判ではなく、いろんな形があるよね、っていうだけの話。

2/12追記:松浦さんの部分大幅に加筆修正しました。他のところはやる気力なかったー。
2/13追記:誤字修正ついでに。松浦さんは漢字とひらがなのバランスにも気をつかっているらしく、それは読んでいても確かにわかる!すごい!と思った。書き忘れたからここに書いとく。そしてそれゆえバランスまで思い出せないので、覚書にした次第です。。あと松浦さんのサイト、どえらい完成度たかいので一見の価値ありです。くらしのきほん | あなたのくらしはもっと楽しくなるスマホ推奨。NHKの0655とか2355見てる感覚と似たようなものを感じる。媒体によって書きぶりや先ほど言った文字のバランス変えてるそうです。プロだー!

*1:気になって調べてみたのだけど、生まれた年はわからなかった。ただ、30代~のあとがきの中では40代だとおっしゃっていた。はず。

*2:単に『20代〜』が合わなかった可能性もあるが。

*3:西野さんの元の絵は、同じ感じなのかもしれないけど、クリエイターさんが関わったことで多少の変化があったかしら?

*4:まったくできてないこと、考えられていないことに関しての本は自分のアンテナに引っかからないだろうと思っているので。

買う本と立ち読み本

その他

自己分析として。タイトルの件について考えたいと思ったのは、2017年に読んだものがほぼ立ち読みと図書館本なので、どういうものなら買うんだよ、というところが気になったため。書店に関わっていた身としては、立ち読みで済ますなよ、と思いたくもなるが、お金と場所が潤沢ではないのだから仕方ないのです。

  • 買う本
    • 研究・調査・仕事に使う本
    • 好きな作家の本(ジャンル問わず)
    • 少し気になった文庫(おもに小説)および新書
  • 立ち読みで済ます本*1
    • ハウツー系の本(おもにビジネス系)

考えた結果このようになりました。買う本は優先度高い順。以下もう少し分析する。

買う本① 調査・研究・仕事に使う本

今年に入って買った本はすべてこれでした。このへんはもう、見つけたら即買い。だいたい必要なのは一部だったり一文だったりするけれど、それでも買う。高いものはちょっと考えるけど…。図書館で使い倒した末に買ったものもある。紹介することも少ないかもしれないので*2買ったものを挙げておく。何冊読み切るか…(というか、そもそも読書するためというより、資料として扱っている感あり)

買う本② 好きな作家の本(ジャンル問わず)

たいていは買う。文庫は確実。新書もまあ。ソフトカバー以上は内容見て決める。とくにハウツー系は似たようなこと言ってることも多いため。重松清とか、出してるの多すぎていまとなっては追いつかないけど…。最近、このあたりはKindleで買ってる。急に読めなくなったりしないか、すこし心配しつつ。紙の本のが好きなのだけど、場所がないのと、本当に好きなものならどのような媒体でも読むしあたりも外れもほしいので。小説は。

買う本③ すこし気になった文庫(ほぼ小説)、新書

たいてい紙媒体を買う。小説は基本立ち読みしないので、気になれば買う。新書もテーマが面白そうで気になるものなら。自己啓発系などで、立ち読みで読み切れないものなども買う(例:ナポレオン・ヒル成功哲学』)。③の類は、旅行先とかで本読みたいけど読みたいものないなーというときに買ったりすること多し。あと心に余裕があるときに買う。考えようによっては②よりも読みたい欲に忠実かも。

ここまでまとめ。趣味の読書で買うものは文庫・新書がほとんどで、ソフトカバー以上はそんなに買わず、資料として使うものは基本買うときは高くついても買うということが発覚した。①のものに関しては、見つかった嬉しさでアドレナリンが放出され、夢見心地でレジに持って行ってしまうクセがある。。資料、コレクション、趣味なのだな。

立ち読み本 ハウツー系の本

フタを開けてみたら、立ち読み本は1択でした。幅が狭い…。
読むのはおもにビジネス系。もしくは女性向けエッセイ的なもの。ともにさくっと読めてなんとなくためになる、でも買うほどではない…というものたち。平積み・面陳されているものかタイトルが気になったものを読みます。占い系の本も読むかも。
なんだかんだで読みたいものを読んでいる気はする。あとこの手の本は立ち読み切るべくして読んでいると思ったので、ならばよし、と開き直ることにします。買うべきと思ったものは買うので。

*1:ここでいう「済ます」は、ほぼ読み切ると同意。

*2:いちおう読み通したもののみ読了本としてカウントするため。「読み通す」の定義は若干ゆるんできているけど。

1/28-2/3

TV

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる/藤由達藏

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる

立ち読みその1。
「すぐやる人」のメリットと、「すぐやる人」になるためにはどうすればいいか、みたいな本。この主張自体はよくありますよね。斎藤茂太の『グズをなおせば人生はうまくいく』とか。
メンタルトレーニングの方法みたいなのが多く書かれていたけど、私は理論というか考え方だけ読めればいいやという感じだったので、さくさく読んでしまいました。
考え方自体はそんなに新しいものはなかったと思いますが、あまり読んだことないな、と思った意見を2点。

  • 気分をコントロールする必要性がある
  • 気分は主体的に選べる

モチベーションではなく、気分のコントロール。そして気分も、コントロール可能であるということ。言われてみればできそうだわなあと思うけど、言われないと、気づきにくいことだなと思ったので。
あと読んでて印象に残ったことを2点メモ。

  • 夢を語ることは自分の思いを形にする第一歩
  • モーニングページ

あ、どっちも言葉に関することだった。
夢を語るなんて恥ずかしくなるけど、言霊ということもあるし、思考は現実化するということもあり。言語化するということが重要だったりする。人に話すということは、それだけ覚悟もいるしね。
モーニングページっていうのは、朝、心に浮かんだことを書くというものらしい。とにかく思い浮かんだことをつらつらと。内向きの言葉を書くんですって。確かに今は外向きの言葉ばかりだからね。ツイッターとかだって、結局。

まんがでわかる 伝え方が9割/佐々木圭一

まんがでわかる 伝え方が9割

まんがでわかる 伝え方が9割

立ち読みその2。
空前絶後!! サンシャイン池崎ブレークの理由は「伝え方」が9割(ラリー遠田) - 個人 - Yahoo!ニュース
上のラリー遠田さんが書かれた記事を、書店行く前日にたまたま読んでいたのもあって、タイムリーだなあと思い、立ち読み。
隣にオリジナル版もあって、2冊目をちらっと読んだけど、コピーとか好きな人はオリジナル版のがおすすめ。実際の用例が載っているぽいので。*1
漫画版はサクッと読めるという点ではいいけど、読み物としてはやっぱりオリジナルに勝るものはないだろうね。目次みただけでもやっぱりオリジナルのが面白そうだったから、ぜったいそっち読むべき。
伝え方の技術についての前半は、相手に「イエス」と言ってもらうための「伝え方」というところなので、そこは思っていたのと違ったかも。そのために必要なこと3点、メモしときます(目次に載ってます)。

  • 自分の頭の中をそのままコトバにしない
  • 相手の頭の中を想像する
  • 相手のメリットと一致するお願いをつくる

後半が、「感動するコトバ」とか「強いコトバ」とかを作るための技術でした。上の記事にも書かれていたもの。伝え方の技術、みたいなものは、最近はまあ言われている気がするけれども、2013年のこれが先駆けだったんでしょうかね?

面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた→そしたら人生観変わった/堀江貴文

立ち読みその3。タイトルながいわ。
マンガHONZの記事抜粋なのかな?宇宙兄弟が、リサーチありきだと思っていたらそうではない*2、ということに驚いた。私はホリエモン好きですよ。とくに今はアクが抜けた感じするしね。もともとアクもなかったのかもしれないけど…いや、あったよな、テカテカ感。。
ここで言及されてる漫画は確かに読みたくなる。けっこうコアっぽいので買わなきゃ読めなさそう(漫画喫茶とかになさそう)なのも多いけど。

その他見たもの

奪い愛〜、は3話見逃した。。カルテットはほんわか寄りかと思ったら、サスペンスの色が濃くてびっくりしている。奪い愛~、はホラーでしかなくて驚いてる。大谷さんの日本語が上達していた。
精霊の守り人を見ながら、ファンタジーのが感情移入しやすい気がする(追体験しやすい?ということになるのだろうか、とくに感情面において??)、というのはなぜだろうと考えた。子どもにファンタジーを読ませる意味、についても考えたくなる。ファンタジーを通した追体験というものは、確実にあると思うのだけど、それはいったい何だろう、そしてなんでだろう~という疑問。

2/7追記:いろいろ加筆修正しました。

*1:著者の佐々木さんはコピーライター。

*2:もちろん綿密な調査をしているのだけど、それが最初にあるわけではなかったということ